こんばんは。碧香堂店長のかとうです。
私は、タイに旅立つ直前の10月11日に
「グリーフケア・アドバイザー」講座に参加してきました。
この事業をやっていく上で、
グリーフケアの正確な知識が必要になると思ったからです。
「グリーフケア」の「グリーフ」は「悲嘆・悲しみ」のことで、
特に死別の痛みを差します。
死別の痛みを癒すには、特別なケアが必要です。
この特別なケアを「グリーフケア」と呼びます。
しかし、日本では、グリーフケアはあまり重要視されていません。
周囲の方に、
「いつまでも泣いていたら故人が悲しむからしっかりしなさい」
「早く納骨しないと、成仏できないよ」
「喪中の葉書もきちんと出しなさいよ」
と追い立てられ、辛い思いをした方も多いのではないでしょうか。
この講座は、日本グリーフケア協会が実施しているもので、
基本となる講座のテキストは、もともとは看護師さん向けに書かれたもののようでした。
参加者は、医療関係の方と葬儀関係の方、介護関係の方が中心とのこと。
少なからず、当事者である遺族もいたようですが、
ワークなどには、遺族にはつらい内容も含まれていました。
あやうくフラッシュバックしかけることも何度か。
それでも一日頑張って、様々な訓示と刺激を受けました。
中でも、
「英国にはクルーズという国家的な組織がグリーフケアを担っている」
という事実には驚かされました。
組織のトップはエリザベス女王で、
組織の運営には、政治家や英国国教会だけではなく、
カトリックやユダヤ教などの関係者も加わり、
宗教横断的なサポートが実施されているそうです。
英国の国家的な死別のケア組織HP:Cruse Bereavement Care
また、アメリカでは、各地の病院やカウンセリング施設、教会などで
誰もが気軽に死別のケアを受けることができるようです。
私自身にとっては、講座の内容はまだ刺激がつよく、
当分の間、グリーフケアをアドバイスする側には回れないと感じました。
しかし、このブログや碧香堂の事業を通じて、
グリーフケアの情報を伝えることはできます。
講座で学んだことや、
今までの経験を通じて身に着けたサバイバル術的なことを、
このブログを通じて、徐々に皆様にお伝えできれば、
と考えています。
まだまだよちよち歩きの事業ですが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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